ユナイテッド・マーケットプレイス・オブ・アメリカ

2012年2月6日

「我々のサプライチェーンは大量競争の武器だ」 BNSF鉄道、マット・ローズ氏

自由の追求、共通の敵、権利章典、独立宣言、合衆国憲法など、アメリカを結束させたものはたくさんある。もうひとつは、大陸横断鉄道、州間システム、航空管制システム、電力網、天然ガスパイプライン、そして今日の近代的なテレコミュニケーションと、ビットとバイトを市場に送り出すデジタルインフラといった、この国の驚くべきインフラである。

このインフラストラクチャーの一部は朽ち果て、補修が必要であり、さらに悪いことに老朽化している。しかし、アメリカのインフラは、その確かな広さと、共通の基準や商取引のルールを持つ世界的な商品のための統一市場を作り上げたという点で、今でも世界の羨望の的である。しかし、それは完璧なものではなく、他の市場も個々の分野ではアメリカに追いつき、追い越しつつある。中国の高速鉄道は羨望の的であり、ヨーロッパの公共交通システムは非常に印象的で、エストニアはダウンロード速度で世界の国々をリードしている。

このインフラストラクチャーの各部分には投資が必要であり、場合によっては巨額の投資も必要である。過去最高レベルの投資が行われている地域もある。米国鉄道協会によると、2011年だけで200億ドル以上が投資された。オハイオ州におけるCSXとノーフォーク・サザンによる投資は、これがどのような影響を及ぼしているかを示す好例である。同様に、大都市圏の公共交通システムも、需要、人口動態の変化、導入コストを削減する技術、これらの分野に投資する大都市圏にとっての環境上のメリットなどによって変化している。

交通への投資は、わが国と当地域の経済発展の成功に直結するものであり、予算の現実と優先事項の競合が従来の投資の障害となる一方で、創造的な解決策を生み出すきっかけとなることもある。後者を選択し、将来の世代のために永続的な優位性を築こう。

コロンブス2020
今週、コロンバス2020チームはフェニックスで開催されるジョーンズ ラング ラサール アカデミーに参加し、フェニックスに拠点を置く企業数社と面談する。また、インド・中国ミッションの準備も兼ねて、多くの領事館や業界団体と面会するため、ニューヨークへ国際的な出張を行う。

ケニー・マクドナルド
チーフ・エコノミック・オフィサー