ひとつだけ

2013年1月28日

今日の経済状況において確かなことがひとつある。それは、地域社会を維持するための成長と雇用をもたらす「ひとつのこと」は存在しないということだ。そのような成長を実現するためには、長年にわたって存在してきたものの、十分な資金が提供されてこなかったり、今日ふさわしい優先順位が与えられてこなかったプログラムやイニシアチブに対する新たなアプローチを検討しなければならない。

コロンバス地域は、幸運にもブルッキングス研究所や全米8地域と協力し、それぞれの経済に合った大都市輸出戦略に取り組んでいる。現在、コロンバスでは市場評価を実施し、現在輸出を行なっている企業や、将来輸出を行ないたいと考えている企業に対し、国際市場を拡大する上での課題や機会について意見を求めています。簡単なアンケートにご協力ください

輸出サービスは、連邦レベルでも州レベルでも容易に利用できる。しかし、従来の経済開発戦略の多くと連携したり、促進されたりしてこなかったため、企業や地域社会による活用が不十分であった。

コロンバス地域の雇用の9件に1件は、輸出活動によって支えられている。コロンバス地域から輸出される商品やサービスの額は、コロンバス地域の国内総生産の約9%を占めている。毎年80億ドル近い商品とサービスが輸出され、この活動を通じて培われた国際的な関係は、海外からの直接投資や、さらなる成長につながる強力なパートナーシップにつながる。

OCLCやChemical Abstractsのような企業が証明しているように、サービスは製造品と同様に重要である。この2社は、図書館サービスや科学情報へのニーズが広まるにつれ、数十カ国の顧客にサービスを提供している。米国政府がサービスの世界貿易における障壁を取り除くために47カ国と貿易協議に入ったため、研究、エンジニアリング、金融、その他の知識産業における輸出はさらに成長する可能性がある。

輸出戦略は、私たちが求める成長と雇用をもたらす「唯一のもの」ではありませんが、強力な貢献要因にはなり得ます。この戦略に関心をお持ちの方は、ぜひコメントをお寄せください。

ワン・コロンバス最新情報

私たちのチームは国際経済開発評議会のリーダーシップ・サミット、シカゴのドイツ系アメリカ人経済フォーラムに出席し、週明けにはアトランタとシカゴのクライアントを訪問する。1月の好調を締めくくるべく、いくつかの視察の準備を進めている。