民主主義の経済的回復力

2016年2月29日

軍事政策に目を転じれば、そこでも我々は敵対者と異なっている。われわれはこの都市を世界に開放し、外国人の行為によって外国人を学習や観察の機会から排除することはない。
-ペリクレスの葬送演説

テロリズム、サイバーセキュリティ、グローバリゼーションの時代にあって、私たちは現在の課題ばかりに気を取られ、現代には根本的に新しい考え方や実践が必要だと思い込んでしまう。私たちが直面している危険は、歴史的に偉大な民主主義国家に突きつけられてきたものよりも、何らかの形で危険であると思い込んでいるのだ。

ペリクレスの演説は2500年以上前に行われた。彼が最初に口にしたのは「万人に平等な正義」という言葉であり、思想と商業が自由に行き交う開かれた社会は、すべての人に機会を創出するよう努めるという原則を指している。抑圧的な政権や危険な個人による絶え間ない攻撃にもかかわらず、こうした原則は今日も世界中で存続し、存在している。

民主主義と開放性には勝てない。歴史上、新たな防衛の脅威が生まれるたびに、開放的な社会は他の分野でも経済的進歩を遂げ、より強く、より強靭になってきた。政府と企業はこれらの防衛のための資金を援助し、また市場機会や開発に必要な深い研究から利益を得ている。最新の最前線はサイバーセキュリティであり、2,500年前、いや30年前には想像すらできなかった危険である。

CSOによると、サイバーセキュリティの市場規模は750億ドルで、2020年までに2倍以上になると予測されている。サイバーセキュリティは、自らを守ろうとする企業や個人に莫大な追加コストをもたらし、他の分野の研究や進歩から資金を奪い、ビジネス界、政府関係者、法律家の間に緊張をもたらしている。

サイバーセキュリティは、アナリティクスやその他の科学研究の分野でも革新的な分野となりうる。ちょうど今月、ホワイトハウスは「2016年連邦サイバーセキュリティ研究開発戦略計画」を発表した。

これまでと同様、テクノロジーの進歩が、開かれた社会を守り、すべての人に平等な正義を提供し、経済の発展に拍車をかけることを願ってやまない。

-ケニー・マクドナルド

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