先週、フランシスコ・J・サンチェス商務次官が書いた米商務省のブログ記事を読んだ。彼の投稿は、米国とメキシコの関係とその重要性についてのものだった。この投稿は有益で興味深いものであり、世界における我々の競争的地位について別の角度から考えるきっかけとなった。アメリカは他国と競争しているだけでなく、我々の地理(北米)はアジアやヨーロッパと競争している。世界の他の地域と競争するためには、自国の経済を強化するだけでなく(これは十分に大きな課題である)、近隣諸国と緊密な関係を築くことが不可欠である。
メキシコには一見多くの利点があるように見えるが、その最大のものは、世界最大で最も有利な市場であるアメリカ合衆国に近いことである。実際、両国間では毎日10億ドル以上の貿易が行われている。しかし、この国には深刻な問題がある。直近の世界的な不況でインフレ率が大幅に上昇し、国の一部は強力で暴力的な麻薬カルテルのせいでますます無法地帯になっている。この2つの問題は、外国人投資家にとってもメキシコの労働者にとっても、さらなるリスクを生み出しているが、それでもメキシコは世界有数の経済大国である。コフィ・アナン元国連事務総長は、先進国を次のように定義している:「先進国とは、すべての国民が安全な環境で自由で健康的な生活を享受できる国のことである」。
競争力が増し、安定し、友好的なメキシコ経済は、北米の競争力を高め、米国の競争力を高め、欧州やアジアに対する競争上の優位性を生み出す。中国、インド、ヨーロッパは、自分たちの影響力の及ぶ範囲内で、もっと悪いとは言わないまでも、似たような課題に直面している。メキシコがGDP、一人当たり所得、治安の両面で大きな進歩を遂げれば、どのようなことになるかは想像がつく。
コロンブス2020更新情報
私たちのチームは先週、感謝祭の休暇を前にアトランタで企業訪問を行い、米国市場に新たな拠点を求めている外資系企業を受け入れました。今週金曜日(12月2日)午前、科学産業センター(COSI)で開催される投資家向けイベントでは、当チームの2012年活動プログラムのプレビューや、コロンバス地域の物流能力に関するIMSワールドワイドの話を聞く予定です。