銀行家の視点

2017年4月10日

"見えるところまで行け。そこに着いたら、もっと遠くが見えるようになる"
-J.P. モルガン

長期的に見れば、広範な事業基盤にサービスを提供する企業や機関は、経済をアウトパフォームすることはできない。銀行、公益企業、専門サービス企業は、顧客だけでなく、サービスを提供する都市、州、国の経済パフォーマンスに共通の関心を持っている。

JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOが先週、株主への年次書簡を発表した。経済開発者やビジネスリーダー、そして公共政策の策定に携わる人々にとって、一読に値する内容となっている。注目すべきは、経済成長に影響を与える労働力と人材の問題である。書簡では、拡大する技能格差、労働力プログラム改革、所得税控除などの税制、移民に関するいくつかの側面に触れている。

このことは、労働力を増やし、生産性を向上させる必要性を強調している。私は、STEM分野の卒業生の40%、約30万人の学生が、卒業後に米国内に留まり、成長と生産性の向上に貢献することに挑戦していることに注目した。また、歴史的な低水準から全体的な労働力人口を増加させ、すべての人の経済的機会へのアクセスを増やすことに集中するために、非常に意図的に取り組まなければならないことにも留意した。

銀行家は誹謗中傷されることが多く、これまでもそうであったが、経済を客観的にとらえ、その顧客と仕事をする私たちに貴重な助言を与えてくれる。この手紙はひとつの見解に過ぎないが、私たちの将来のために、その視点を注意深く考慮することを提案したい。

-ケニー・マクドナルド

ワン・コロンバス最新情報

  • 今週、ワン・コロンバス・チームは、産業資産管理協議会(Industrial Asset Management Council)のスプリング・フォーラムのためにタンパに、IEDC 2017 FEDフォーラムのためにワシントンD.C.に滞在している。国内では、コロンバス地域を検討している企業を受け入れている。
  • 来週、私たちのチームは日本へ行き、企業と会う予定だ。
  • 本日がコロンバス地域カナダ・トレード・ミッションの登録最終日です。コロンバス地域の企業で、カナダでの輸出の立ち上げや拡大をお考えの方は、ぜひご参加ください。